FLAT-OUT 脳出血で倒れて

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 美味しい食事
  病院の食事はなんて不味いのだろう。もちろん病気なのだから気分も乗らないし、そんなに食欲も湧いてはこないのだが… もう少し何とかならないものか。毎食のメニュー、おかずの数は不足無い。見た目は「とっても美味しそう」なのだが… 
「ん!あれ?でもみんな美味しそうに食べているぞ?」そうです、この病院の食事は結構旨くて有名(?)なんだそうな… 実はこの病気になって暫くは気づかずにいたのですが、私は味覚さえ半分になってしまったのです。食べるものすべてが味が薄く不味い。口の中も右側では何かが入っていても判らず右頬を膨らませていました。

 ステーキ、とんかつ、スキヤキ、寿司、いやいややっぱりラーメンでしょう。退院したら‘いっぱい旨いものを食う’という淡い希望も絶たれてしまい、毎日毎日遠くの山ばかり見ていました。
 ちょっと良いこともありました。今まで絶対に食えなかったミニトマトやグ

 
リンピースなどが食べれるようになったのです。もともと味などじゃなく食感が嫌いなものが多々あった私には、感覚が無いということが【克服】に役立ったということ。

 味覚が回復したら、この病院の食事を再度食べてみたいです。入院中、リハビリ仲間が「旨い!旨い!」と言っていたことを今でも思い出します。
 
 
 
 
                        
私(頭の中)