FLAT-OUT 脳出血で倒れて

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 天使と悪魔@
 看護師さんは大変な職業だ…。朝昼夜、嫌な顔ひとつしないで患者のために働いて、本当に頭が下がる思いだ。∨だけど半数だけね! 「白衣の天使」(ウ〜古いかぁ)のイメージとまでは言わないが、もう少しなんとかならないものか。どちらかと言うとこの病院は美人揃いだ!いやいやそういうことではなく、容姿のことではない。私が言いたいのは中身(?)だ。
 身内に評判が良い看護師がいた。歳は20代後半か?笑顔が可愛らしく微笑ましい。後輩の看護師に的確な指示を出し、自らの仕事もテキパキこなす。非の打ち所がないくらい…∨先生と身内の前だけね! とてもショックを受けたのは、夜中のトイレのときだった。入院日一桁目の私は、夜中に便意がしたのでナースコールを押した。来てくれたのは例の彼女。手馴れた動作で私を車椅子に移しトイレへ直行。〜うん?今、大きな溜め息をつかなかった?どうしたんだろう?何か悩み事かなぁ?〜 失語症の私は気遣うこともできず、彼女の手で車椅子からオムツをずり下げトイレの便座へ。「さぁ、していいよ」〜えぇ?一緒に個室に

 

 
居てかぁ!〜 まだ会って間もないオッサンの大便監視。看護するってこういうことも含まれるのかと思い、つくづく大変だと感じた…∨ここまでは! 人前で大便をするのは初めてで、況してや可愛い彼女の目前の行為は、気恥ずかしく腹に力が入らない。そのとき、また大きな溜め息! 〜あれ?その溜め息は俺のせい?〜 色っぽい溜め息ではなく「いい加減にしてよ!」という感じだ。
 なんとか出すことに成功した私に次の試練が待っていた。彼女は大便を流しオムツを引き上げ…〜あれ?拭いてないぞ!〜 必死に訴える私に、「なに言ってるのかサッパリわかんない!」って、それはないよね。オムツを上げ下げ出来ない私に、‘自分の尻は自分で拭け’ということか。
 翌朝、申し送りで、私が夜中、「興奮状態だったので注意が必要!」だって。必死に訴えていたのに! あ!それと別の看護師さんがそのオムツを換えてくれたのだけれど、身内に「漏らすのでオムツが必須!」だって。〜ケツ拭いていないだけだっつの!〜 ウンコマンのレッテルが外れたのは発病4ケ月。