FLAT-OUT 脳出血で倒れて

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 身障者のクルマ選び
  運転免許復活の答えを貰って数日後、いよいよ運転免許証を再発行して貰える日がやってきた。一般初心者の人達と何ら変わらない手続きだった。私は失効期間が長かったため初心者講習を受けることになり、杖を頼りの場所への移動はちょっと堪えた。(免許センターは広く綺麗になったので、片足では講習会場までちょっと遠い!)
 
「さぁ!次はクルマ選びかぁ!」 周りの人達は小さくて運転し易いクルマを薦めた。私も‘そうだろうなぁ’と思い、第一候補は(トヨタ)パッソにした。友人岩下クンがトヨタカローラ山梨に勤務しているので、早速カタログを貰い検討をはじめた。もともとラリー車やスポーツカーが好きで、こういうクルマの情報が薄くあまりイメージが浮かばない。 ー解ったことはー「けっこう良いじゃん!」だ。軽自動車なみの販売金額と運用コスト、何よりも軽自動車より優れる燃費これに尽きる。グレードはRacy(レーシー)、エンジンは1リッターと1.3リッターが用意さ


れている。前者はダイハツ製3気筒、後者はトヨタ製4気筒。
「じゃあ後者で決まりかぁー」
 翌日から車検が切れて埃だらけになっているセリカに乗って、左足でコントロールしなければいけないアクセルとブレーキの練習をした。当然走ってはいけない!(5MTだし車検が無いし) 左足でのアクセルワークは思ったより上手く出来、ブレーキに至っては左足ブレーキは慣れていたので違和感は取り立ててなかった。 だが、しかし、セリカの運転席での練習は、ほぼ決めていたパッソを遠くの隅に押しやるのに充分だった。